東北歴史博物館で「さくらももこ展」
直筆原稿など300点から浮かび上がる日常

東北歴史博物館(多賀城市)で現在、「さくらももこ展」が開かれている。
漫画家でエッセイストの故・さくらももこさんの仕事をたどる企画展。代表作「ちびまる子ちゃん」「コジコジ」をはじめ、エッセーや作詞、絵本など幅広い創作活動に焦点を当て、直筆原画や手書き原稿、関連資料など約300点を展示する。会場は序章、第1章~第5章、終章で構成し、作品ごとの世界観に合わせた色彩や文字演出を施す。
第1章では「ちびまる子ちゃん」の直筆原画を展示し、1986(昭和61)年の連載開始以降、アニメ化を通じて国民的人気作品へと成長した歩みを紹介。主人公・まる子のモデルとなったさくらさん自身の子ども時代や、当時の暮らしをユーモアを交えて描いた作品群も並ぶ。第2章では、「もものかんづめ」をはじめとするエッセー作品を紹介。第3章では、子育てや季節の移ろい、小さな日常へのまなざしに焦点を当てる。
第4章では、ナンセンス表現に本気で取り組んだ創作世界を「カオスな脳内ワールド」として展開。不条理さの中に独特のユーモアが漂う作品群が並ぶ。第5章では、1991(平成3)年の落書きから生まれた「コジコジ」を特集。メルヘンでありながら哲学的でもある世界観や、「コジコジはコジコジ」という言葉に象徴される独自の価値観を紹介。シュールで自由な発想が、時代を超えて人々の心に響き続けていることも伝える。
開館時間は9時30分~17時(最終入場は16時30分)。月曜休館。観覧料は一般=1,600円、高校生以下=800円、未就学児無料。6月21日まで。会場内は一部を除き撮影不可。
※掲載の記事は2026年05月21日時点の情報となり、掲載内容によっては終了している場合もございます。あらかじめご了承ください。







