【仙台】実りの秋を堪能する「和スイーツ」実食レポ!
暑さも次第に和らぎ、肌寒い日が増えてきた秋本番。
仙台の紅葉シーズンにはまだ早いけれど、短い秋を今すぐにでも感じたい・・・。
そこで今回は秋と甘いものをこよなく愛する私が、この時期ならではの素材を使った絶品の和スイーツを厳選。
味も見た目も美しく繊細な和菓子たちを、実食レポを交えてご紹介します!
自分へのご褒美にも、ちょっとした手土産にもぴったりなので、ぜひチェックしてみてくださいね。
[目次]
伝統を継承しながら新しさも取り入れる
仙台を代表する老舗和菓子店『杜の菓匠 玉澤総本店』
テーマに沿ったこだわりの和菓子はまさに芸術
一期一会の美しさを生み出し続ける『和菓子 まめいち』
季節に合わせた新しい創作和菓子
これまでにない”ネオ和菓子”を仙台から発信する『仙臺菓寮 梵天○』
仙台を代表する老舗和菓子店
『杜の菓匠 玉澤総本店』
まずご紹介するのは、名実ともに仙台を代表する老舗『玉澤総本店』。
上杉本店の他に、東北の玄関口であるJR仙台駅ビルや、仙台の中心部である一番町、クリスロードなど、仙台市内で6つの直営店が展開されています。
定番の人気商品「黒砂糖まんじゅう」や「ずんだ餅」は仙台市内ではお馴染みの逸品。
今回はぜひ一度味わいたい、秋限定の商品をご紹介していきます。
秋の定番!採れたての国産生栗を使った
食べ応え抜群の「栗蒸し羊羹」
国内産にこだわり、採れたての生栗を贅沢に使った「栗蒸し羊羹」。
登場を待ちわびるファン多数の、秋の定番商品です!
まず目に飛び込んでくるのが、ごろごろと大きめにカットされたはみ出るほどの栗。
さっそく一口頬張ると、ホクホクとした食感が何とも秋らしい!
通常より甘さ控えめの羊羹が、栗の風味をさらに際立たせています。
満足感たっぷりの食べ応えで、家族や友人とシェアするなら1本まるごとの購入もおすすめです。
この時期だけの人気商品なので、購入はお早めに!
さつまいもとシナモンが相性ぴったり!
和風のスイートポテト「おいもさん」
さつまいもと白あんを練り合わせ、シナモンをまぶして焼き上げられた「おいもさん」。
しっとりとした食感にバターの風味が香る、まさに“和風スイートポテト”!
おいもとシナモンの相性の良さがこれほどとは、正直驚きでした。
スイートポテトの新たな可能性を感じられる逸品。
焼きいものような見た目とパッケージの可愛らしさも、秋の気分をさらに盛り上げます。
日持ちがよく程よいサイズ感なので、手土産や差し入れにぴったりです。
まるで栗そのもの!
一口サイズで上品に味わう「栗上用」
この時期のみ販売される上用まんじゅう「栗上用」。
上用まんじゅうは職人の技量がわかる、基本であり最も難しい和菓子なのだとか。
原料もペースト状の栗、砂糖、米粉、つくね芋のみで、とてもシンプル。
口に入れた瞬間、栗を食べているかのような素朴で優しい風味が広がります。
サイズは小さめですが、食べたあとは何とも言えない幸福感に包まれます。
素材の味を生かした繊細な和菓子ならではの味わいを、ぜひ楽しんでいただきたい逸品です。
定番商品以外に、季節の商品も豊富に取り揃えられている『玉澤総本店』。
今回ご紹介した3種はいずれも、この時期しか食べられない期間限定品です。
ぜひお早めにご賞味ください!
玉澤総本店 上杉本店
〒980-0011 仙台市青葉区上杉三丁目9-57
TEL:022-223-2804
営業時間:8:30~17:30
HP:https://tamazawa.co.jp/
※掲載の他、季節に合わせた菓子をご用意しております。※時期により商品は異なります。また、掲載商品のお取り扱いがない店舗もございます。詳しくは、お近くの店舗までお問い合わせください。
一期一会の美しさを生み出し続ける
『和菓子 まめいち』
続いてご紹介するのは、路地裏のビル2階にある『和菓子 まめいち』。
店内には月ごとのテーマに沿った「ひと月の和菓子」と、豆やお茶など和の素材を使った焼き菓子が並んでいます。
今回は、新メニューを含む10月のおすすめ商品をいただきます!
大人気寒天シリーズ秋の新作
「お芋とほうじ茶のフルフル寒天」
フルフルとした寒天に旬のフルーツなどを合わせて季節を表現する、人気商品「フルフル寒天」。
ほうじ茶の寒天とお芋、そしてシロップ漬けされたりんごの組み合わせは、この秋の新商品です。
京都の日本茶専門店『一保堂』のほうじ茶を使った寒天はほんのりほろ苦く、お芋やりんごの甘みと絶妙にマッチした新感覚の美味しさ。
上品な味わいでありながら、りんごの食感が良いアクセントになっています。
秋らしい見た目もおしゃれな逸品なので、手土産にすれば「センス良いね!」と褒められること間違いなし!
こちらも新作!季節限定の焼き菓子
「和のパウンドケーキ ココアとオレンジと甘納豆」
たっぷりのココアにオレンジピールと甘納豆を合わせた「和のパウンドケーキ ココアとオレンジと甘納豆」。
フランスの老舗チョコレートメーカー『ヴァローナ』のココアを使用し、オレンジピールで華やかさをプラス。
パウンドケーキといえばずっしりと重めなものもありますが、こちらは見た目よりふんわりと軽く、ぺろりと食べてしまいました!
ココアとオレンジの言わずと知れた相性抜群コンビを、コクのある甘納豆が和風に仕上げてくれています。
ここでしか出会えない”和”のパウンドケーキ、ぜひ一度味わってみてください。
もちろん伝統的な和菓子も!
毎年人気の「栗しぼり」
毎年9月頃からお問い合わせの電話があるほど大人気という「栗しぼり」。
100%の栗に、お米から作られる甘味料「米飴」のみを加えて練り上げたシンプルなお菓子です。
栗そのもののような味と見せかけて、なめらかな舌ざわりとほどよく自然な甘みがさらに引き立っています。
小さめサイズですがとても濃厚なので、ゆっくりと時間をかけて楽しみたい逸品。
11月上旬頃までの限定商品なので、お早めにご賞味あれ!
今回お店にお邪魔した午後2時頃には、多くの商品が売り切れとなっていました。
毎月こだわりの美しい和菓子が生み出されるため、通い詰めるファンの方も多いとのこと。
ちなみに10月のテーマは、美術展から着想を得たという「フェルメールと17世紀の絵画」。
どんなお菓子になっているのか、こちらも要チェックです!
和菓子 まめいち
〒980-0014 仙台市青葉区本町2丁目19-9 クリスタルパレス本町ビル東側2F
TEL:022-302-4720
営業時間:10:00~16:00
定休日:水曜・木曜
HP:http://wagashi-mameichi.com/
※掲載の他、季節に合わせた菓子をご用意しております。※時期により商品は異なります。詳しくは店舗までお問い合わせください。
これまでにない”ネオ和菓子”を仙台から発信する
『仙臺菓寮 梵天○』
最後にご紹介するのは、フルーツ大福をメインに昨年オープンした『仙臺菓寮 梵天○』。
9月末で1周年を迎えた現在は、春・夏・秋・冬の季節ごとに様々な素材をベースとした創作和菓子を販売中。
この秋注目の”ネオ和菓子”をご紹介していきます!
王道から変わり種まで!
みんなでシェアしたい「菓寮おはぎセット」
山形県産「ヒメノモチ」を使用したおはぎ7種類が集結する「菓寮おはぎセット」。
”おはぎ・オブ・おはぎ”な優しい甘さの「つぶあん」、なめらかな「こしあん」をはじめとして、
仙台名物「ずんだ」、甘さ控えめの大人な洋風「チョコレート」、ナッツのカリカリ食感がアクセントの「キャラメルナッツ」、
ミルキーな中に香ばしさが効いた「みたらしミルク」、そしてシナモンが香る「かぼちゃモンブラン」という盛りだくさんのラインナップです。
みんなでシェアして食べたい味を選んだり、感想を言い合ったりするのも楽しそう!
ビジュアル抜群!秋の味覚をセットで楽しむ
「秋ミックス団子」
食べる前に思わず写真に収めたくなる、見た目もおしゃれな「秋ミックス団子」。
宮城県産「みやこがね」の米粉を使用したお団子は、もっちもちで存在感たっぷり!
お味は甘じょっぱいみたらしがお芋の甘さを引き立てる「さつま芋」、
生クリームやチーズが使用されていてクリーミーな「かぼちゃ」、そして甘さたっぷりのマロンクリームがまろやかな「栗」の3種類です。
どの味も、もちもちながら軽さのあるお餅との相性抜群なので、さらっと3本食べられそう。
これぞ”ネオ和菓子”の真骨頂!
和洋折衷の食感が新しい「餅パイ」
仙台の壺焼き芋専門店『壺焼き芋邸 紅道楽』とのコラボで話題沸騰中の「餅パイ(壺焼き芋)」。
壺の中でじっくりと焼き上げ熟成され、蜜たっぷりになった「壺焼き芋」の甘みにまず驚きます。
そしてお餅のもちもち感と、バターが香るパイ生地のサクサク感。和と洋のはずなのに「なぜ今まで無かったの?」と思うほどすべてが合う!
秋だけと言わず、いつでも食べたくなる美味しさでした。
11月までの期間限定なので、この味をぜひご体感ください!
お店の工房には、和菓子職人からパティシエ、パン職人まで揃い、日々研究を行いながら新商品を考案しているそう。
次はどんな”ネオ和菓子”が登場するのか、目が離せません!
仙臺菓寮 梵天○ 宮町店
〒980-0004 仙台市青葉区宮町2-2-16 エスペランサMM1階
TEL:022-796-7483
営業時間:10:00~19:00
定休日:不定休
HP:https://bonten-maru.com/
※掲載の他、季節に合わせた菓子をご用意しております。※時期により、商品は異なります。詳しくは店舗までお問い合わせください。
いかがでしたでしょうか?
伝統的な和菓子から新しい創作和菓子まで、この秋必見の和スイーツをご紹介しました。
秋の味覚もスイーツも、どこまでも奥深く、基本も応用もそれぞれの良さがありますよね・・・。
どれも秋らしく、味覚から季節の移ろいを表現した美味しさです。
ぜひこの機会に味わってみてください!