自動車や電気など、生活の様々な場面で使われている“エネルギー”。その多くは、化石燃料に依存しており、CO2の排出が問題視されています。そのような中で、使うときにCO2を排出しないクリーンなエネルギーとして注目されているのが「水素」!
一体「水素」の何がすごいの?これからの時代のエネルギーについて、オーレと一緒に考えませんか。
使うときにCO2が出ない!
環境にやさしいエネルギー
2050年脱炭素社会の実現に向けて様々な取組が行われている中、ひときわ注目されているのが、利用段階でCO₂を一切出さない「水素エネルギー」です。水素エネルギーは様々な使い方ができ、燃料電池で発電させて電力として使ったり、燃焼させてエンジンやガスタービンなどを動かす熱エネルギーとして使うことができます。
また、水素は水などの形で地球上に無尽蔵に存在し、なおかつ様々な方法で製造できるという特徴があります。
長期間貯めておけるから
いつでもどこでも電気を使える!
電気は便利なエネルギーですが、長期間貯めておくことが難しいという側面があります。また、電線がないと送電することもできません。一方、水素は長期間の貯蔵が可能であり、タンクに貯蔵してトレーラー等で輸送ができるという特徴があります。そのため、電線がないところでも水素を運んでいけば、その場で発電して電気を使えるという利点が!ほかにも、例えば真夏に太陽光発電で作りすぎて余った電気で水素を作って貯めておき、日差しが少ない冬に電気として使うといった活用方法も期待されています。
水素と酸素で作った電気で走る
燃料電池自動車「FCV」
最近よく聞く「FCV」とは、燃料電池自動車=Fuel Cell Vehicleのこと。ガソリンではなく、“水素”を燃料とする車です。エンジンを持たないモーター駆動なので、発進や加速がとても滑らか。静かなので、車内での会話や音楽も楽しめてドライブも快適です。また、自動車内の電力を外部に供給できる機能があり、停電などの非常時の電源としても活躍する頼もしい存在。しかも走行時に排出されるのは水のみ!地球温暖化の原因とされるCO₂は一切排出しません。CO₂や排気ガスの削減を進めるうえでも、今後ますますFCVが活躍していくことでしょう。県内でも普及が進み、名取市と岩沼市でも公用車としてトヨタのFCV「MIRAI」が新たに導入されました。
水素ステーションは県内2か所で営業中
水素ステーションとは、FCVにとってのガソリンスタンド的施設。ガソリン車が走るために必要な燃料をガソリンスタンドで給油するように、FCVやFCバスが走るために必要な「水素」を充填する施設です。県内では、仙台市宮城野区幸町にある東北初の商用水素ステーションに加え、令和3年8月8日に県内2基目となる「イワタニ水素ステーション仙台空港」がオープンしました。
水素ウィークエンド 開催!
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