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両親の支えを胸に努力を積み重ねる
新人アナウンサー伊藤瞳の七つのルール

[オーレWeb限定版]

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仙台放送 新人アナウンサー
伊藤 瞳 さん


昨年8月に登場いただいた、仙台放送新人アナウンサーの伊藤瞳さんに再びインタビュー。今回は伊藤さんの七つのルールを聞いてきました。オーレWeb限定版では、七つ全てのエピソードをご紹介!


伊藤瞳の七つのルール

1.朝ご飯は必ず食べる
2.毎日日誌を書く
3.埼玉にいる両親と毎日電話する
4.空の写真を撮る
5.気分転換に歌を歌う
6.自社制作番組は全て録画
7.ルーティンは作らない

1 朝ご飯は必ず食べる

母の想いを受け継ぐマシュマロがお守り

早朝勤務で5時出社のときでも3時に起きて、優雅に楽しんでいます。朝は甘いものを欲する日が多いのでパン派です。特に好きなのは、あんドーナツとメープル入りのパンケーキ。甘いものといえば、アナウンスに関わる試験など、大事な場面ではマシュマロをお守りにしています。アナウンサーだった母の高校の恩師がマシュマロが大好きで、持っていると恩師がそばにいるように感じられるという母の想いを幼い時から聞かされていたので、私も、同じくアナウンサーである兄も受け継ぎ、自然とお守りにするようになりました。試験などが終わるまでは食べないのがルールです!

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▲「あらあらかしこ」のロケ中、大好きな甘い物を前ににっこり!

2 毎日日誌を書く

地味にコツコツは人生におけるルール

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入社前の研修から毎日書いていて、300枚ほどたまりました!内容は今日の出来事、指導されたこと、今後の課題、その日の感想などです。できなかったことができるようになっていく過程や、なかなか改善できていない不甲斐ない現実も分かります。例えば、以前よりも「伝える」という意思を強く持てるようになりましたが、それを声で「表現する力」はまだまだです。私が担当したニュースの放送後には毎回先輩方にご指導いただいています。日誌を見返すと自身の浮き沈みが見てとれて、この1年のことが一つのドラマのように思える研修日誌です。地道にコツコツは、元々人生におけるルールでしたので、2年目も続けようと思います。

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▲毎年新人アナウンサーが書いている研修日誌。1日の出来事や感想がびっしりと書き込まれていました!

3 埼玉にいる両親と毎日電話する

最近両親と話したことは?

母は毎日その日の出来事を聞いてくれたり、仙台に住む叔母が共有してくれる出演映像を見て、アドバイスをくれたりします。最近は父がテレビ電話で家中を歩きながら観葉植物の背が伸びたこと、私の部屋の電気を替えたことなどを教えてくれて、オンライン里帰りをさせてくれました。以前、顔つきが大人っぽくなったという話になったんです!仕事終わりでアナウンサー仕様のメイクの私を見てそう感じたのかもしれませんが、見た目だけでなく、中身ももっと成長していきたいとあらためて思いました。

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4 空の写真を撮る

宮城に来てたまたま撮った朝焼けがとても幻想的で、癒やしと力を貰ったことがきっかけです。空っていいな、と思うようになり、私のルールに。今までで200枚近く撮ってきました。それぞれの空の写真を見返すだけで、撮影したその日の気持ちも思い出すんですよ。初鳴きの日の空を見ると今でもどきどきします。また、最近では青空や虹などの空に関する歌詞が出てくる歌を聴くのもお決まりになりました。

※初鳴き…新人アナウンサーが初めて放送でアナウンスすること。

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5 気分転換に歌を歌う

好きな歌はディズニー映画ソング。特に台詞がある曲が好きです。中学・高校時代、アフレコを学ぶ部活動だったことがその原点です。学生時代は頻繁にカラオケに行って部活の友人と「アナと雪の女王」の「生まれてはじめて」をデュエットするのにはまっていました!

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6 自社制作番組は全て録画

「先輩アナウンサーヲタク」なので、自社制作番組は全て録画して勉強しています。日誌の話でもありましたが、「表現する力」が先輩方と私の実力の違いだな、と思っています。例えば、私がお昼のニュースで読んだ同じ原稿を先輩アナウンサーが読むと、間の取り方や強調する部分が違うんです。そういった所を私も取り入れていきたいので、先輩のニュースを「自分のこと」として捉えて勉強しています。勉強に熱中してしまって、気付いたら録画の残量が0に…なんてこともよくあります…(笑)

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7 ルーティンは作らない

生放送のスタジオに入る直前のルーティンは作らない、これは佐藤拓雄アナウンス部長直伝のルールです。ルーティンを作ってしまうと、万が一それができなかったときに焦ってしまうからです。出社後の事前準備としては、フジテレビのアナウンステキストを使って発声練習をしています。この発声練習のおかげで、小さかった声が1年で少しは大きくなったと思います。その他に、ジャケット選びも事前準備の一つです。会社のロッカーにジャケットを複数枚置いていて、今日はどれにしようかな~と選んでいます。中に着ている服の色に合わせて決めることが多いですが、たまに気分が上がらないな、と感じるときは母のおさがりのジャケットを着てエネルギーをチャージするときも。
放送前、アナウンス部からお昼のニュースに行くときに、タイミングが合うと先輩に「いってらっしゃい!」と声をかけてもらえるんです。それが嬉しくてほっとします。「いってきます」と言いながらスタジオに向かいますが、俄然やる気が沸いてきますね!

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約半年ぶりに伊藤さんに取材を行った今回のJimoTopics。びっしりと書き込まれた日誌や、先輩アナウンサーの放送から自分の足りない部分を無くしていこうとする姿に、自身が成長していくための努力を惜しまない努力家の伊藤さんを、ほんの一部ですが見ることができました。これからのさらなるご活躍に期待しています!


【プロフィール】
伊藤 瞳 (いとう ひとみ)
1997年生まれ。2020年入社、出身地は埼玉県(生まれは仙台)。現在「あらあらかしこ」等に出演中!

※掲載の記事は2021年02月04日時点の情報となり、掲載内容によっては終了している場合もございます。あらかじめご了承ください。