神尾楓珠・桜田ひより主演!
80年代を駆け抜けた名曲が紡ぐ“まだ”顔も知らない2人のラブストーリー
『大きな玉ねぎの下で』2月7日(金)全国公開
オーレ読者の皆様、こんにちは!
今年も映画好きスタッフがオススメ映画をどんどん紹介していきますね!
今回ご紹介するのは、2月7日(金)から公開される『大きな玉ねぎの下で』。
80年代を駆け抜けた爆風スランプ不朽の名曲「大きな玉ねぎの下で」にインスパイアされた作品で、手紙やノートでのやり取りを通して、 顔も知らない相手に恋するラブストーリーです。
一足先に鑑賞してきましたが、どんな年代の人にも温かな気持ちを届けてくれる素敵な映画でした!
ということで今回も、作品の魅力や見どころをネタバレなしでご紹介していきます!
平成から令和へ、時を超えて、
武道館で待ち合わせした2つの恋が やがてひとつの奇跡を起こす
恋愛小説の名手である中村航(「100回泣くこと」)が、かねてより親交のあった脚本家の高橋泉(『東京リベンジャーズ』シリーズ)とコラボレーションし、小説と実写映画を同時展開する今までにない新しい企画としてスタートした本作。
さらに、コミカライズも始動し、3つのメディアを横断したプロジェクトとなっていることにも注目!小説版・コミカライズは映画と違うストーリーの結末になっており、 何度も楽しめる構造になっています。
監督をつとめたのは、『彼女が好きなものは』(21)『アイミタガイ』(24)などで、「普通」 という言葉の綱からこぼれ落ちてしまう人々の心のひだをきめ細やかに掬い取ってきた草野翔吾。 SNSで簡単につながったり離れたりできてしまう時代に、あえてノートとペンで心の声を綴りながら関係を築いていく瑞々しさに温かい気持ちになること必至。
就職を控えて将来に希望の持てない大学生の丈流を演じたのは、『彼女が好きなものは』(21)『恋は光』(22)などで、現代の若者の多様化した生きづらさを表現してきた神尾楓珠。
それとは対照的に自分の夢を真っ直ぐに追う看護学生の美優には、『交換ウソ日記』(23)で日本アカデミー賞新人賞を受賞し、『バジーノイズ』(24)『ブルー ピリオド』(24)と波に乗る桜田ひより。
また、美優が働くカフェの先輩に山本美月、丈流の大学の友人には中川大輔と伊藤あさひ、丈流が働くバー の店長に休日課長とバラエティ豊かな面々が名を運ねます。さらに、若い彼らを見守り導いていく大人たちに江口洋介、飯島直子、西田尚美、原田泰造と豪華キャスト陣が勢ぞろい。
丈流と美優の恋とは別に描かれる、平成初期パートでは、窪塚愛流、藤原大祐、伊東蒼、 瀧七海というフレッシュな顔ぶれが淡く切ないピュアな恋をノスタルジックな世界観で演じ上げます。
爆⾵スランプの名曲『大きな玉ねぎの下で』を映画化
劇中では新世代のポップアイコン・asmi(あすみ)が名曲を甘く切なくカバー
映画『大きな玉ねぎの下で』は、爆風スランプが1985年にリリースした同名楽曲にインスパイアされた物語。
誰もが口ずさめる名曲ですよね!この「大きな玉ねぎの下で」の歌詞には、文通相手=“ペンフレンド”の女性を一途に想う男性の淡い恋模様が描かれています。
「大きな玉ねぎ」とは、日本武道館のてっぺんにつけられた擬宝珠(きぼし)のこと。
とあるライブの日に武道館で待ち合わせを約束したペンフレンドの女の子が予定の時間に来ず、アンコールまで待っても彼女は姿を現さない。涙を浮かべながら彼は一人で帰っていくという切ない失恋ソングです。
劇中で同曲をカバーし、本編で映画デビューも飾ったのが、シンガーソングライ ター のasmi(あすみ)。2022年にリリースした「PAKU」 がTikTok2022上半期トレンドチャレンジ部門を受賞するなど、いま“SNSで最も使われる歌声"として呼び声が高い彼女。昭和歌謡が世界的に注目を集める中、新世代のポップアイコン・asmiが、 今の空気をとらえた甘く切なくメロウなボーカルで往年の名曲を届けてくれます。
デジタルで溢れる今だからこそ観たい。
手書きの温もりに包まれるラブストーリー。
将来に希望を持てず、就活生ならではの漠然とした悩みを抱えている大学4年生の丈流(たける)と、自分の夢をまっすぐに追う看護学生の美優(みゆう)。
2人は、夜はバー、昼はカフェとして営業する店「Double」でそれぞれ異なる時間帯でアルバイトをしているため、顔を合わせることはありません。
同じ場所にいるのに会ったことがない2人。
“夜の人”と“昼の人”を繋ぐのは、連絡用の<バイトノート>だけ。
連絡用のバイトノートで心を通わせ、顔も知らない相手に恋する物語が紡ぎ出されます。
最初は業務連絡だけだったものの、次第に趣味や悩みも綴られていく〈バイトノート〉。
「いつか会ってみたい」と思いながら、言葉のやり取りを交わしていくうちに惹かれ合うものの、お互いあと一歩が踏み出せず…。
しかしこの2人、とある出来事がきっかけで知り合った顔見知り。でも全くそりが合わず、会えばいつも喧嘩ばかり。
お互い、まさか目の前の人物が<バイトノート>で心を通わせている相手だとは思いもしません。
相手の正体に気づかないまま、文面では素直な気持ちを綴りながら交流を深めていく2人は、やがて大きな玉ねぎ(武道館)の下で初めて会う約束をするのですが……。
一方、あるラジオ番組では30年前の文通相手(ペンフレンド)との恋が語られていました。
1989年。三浦に住む高校生・虎太郎は親友の大樹に頼まれて手紙を代筆するうちに、その文通相⼿に恋をしてしまいます。
顔も知らないペンフレンドに、大切な想いを1文字1文字に込めながら言葉を綴る虎太郎と今日子の様子が微笑ましく描かれていきます。
スマートフォンもなければSNSもない時代に、“手紙”で距離を縮めていく会ったこともない2人。住んでいる場所の違いや今日子の病気などさまざまな困難が立ちはだかります。
そして2人は武道館で初めて会う約束をするのですが…。
果たして、2組の男女は武道館の下で出会うことができるのでしょうか?
最後に待ち受ける1つの奇跡に心がじんわり温められます。
書く、待つ、届く ── 全ての時間が宝物。
大切な人に、想いを手書きで届けたくなる心温まる映画。
一足先に鑑賞してきました!
爆風スランプの名曲を元に描かれているのは、手紙やノートでのやり取りを通して、顔も知らない相手に恋するラブストーリーです。
SNSで簡単に繋がれて、そして、その繋がりも簡単に切れてしまう今だからこそ、あえて手書きで心の声を綴りながら関係を築いていくノスタルジックな世界観が胸を打ちます。
書く、待つ、届く ── 気が遠くなりそうなもどかしい時間だけど、そのすべてが相手を想う時間なんですよね。
リアルタイムなコミュニケーションが当たり前になっている今だからからこそ現代人の心に響く、エモーショナルで美しいラブストーリーに仕上がっています。
さらに、令和と平成2つの恋が交錯することも本作の見どころ。
懐かしくも温かい空気が漂う平成初期を舞台にした瑞々しい“ピュアな恋”にもぜひご注目を!
デジタルで溢れる今だからこそ観たい、手書きの温もりに包まれるヒューマンラブストーリー。
見終わったあと、きっとあなたも、家族に、友人に、恋人に、手書きで想いを伝えたくなるはず!
バレンタインシーズンに特におすすめの一本です。ぜひ映画館でご鑑賞くださいね!
映画『大きな玉ねぎの下で』
■公開日:2025年2月7日(金)
■監督:草野翔吾
■脚本:高橋泉
■出演:神尾楓珠、桜田ひより、⼭本美⽉、中川⼤輔、伊東蒼、藤原大祐、窪塚愛流、瀧七海、伊藤あさひ、休⽇課⻑、和⽥正⼈、asmi、飯島直⼦、⻄⽥尚美、原⽥泰造、江⼝洋介
■音楽:大友良英
■ストーリー原案:中村航
■Inspired by 爆風スランプ「大きな玉ねぎの下で」
■配給:東映
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