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仙台市役所建て替え工事の「こども現場プロジェクト」、
グッドデザイン賞受賞

 仙台市役所本庁舎の建て替え工事現場で現在行われている「こども現場プロジェクト」が、「2026年度グッドデザイン賞」に選ばれた。

 東北大学大学院工学研究科が、建設現場を地域に開き、子どもが遊びながら建築や社会の仕組みに触れる機会をつくろうと3月に始めた同プロジェクト。工事現場の仮囲いの内側に安全に区画したスペースを設け、建設機械への乗車、現場にあるものを探すゲーム、積み木、建築に関する本などを用意。子どもたちが工事の進む様子を間近に見ながら自由に遊べる場として、週末を中心に開放している。

 グッドデザイン賞審査委員は、単発の見学会ではなく継続的な学びの場として設計したことや、安全な体験空間と運営の仕組みを一体的につくり、大学、行政、施工者が連携して効果を検証している点などを評価。建築の過程を知ることが、資材の流れやエネルギーの使われ方、まちづくりへの参加など、幅広い関心を育む契機になると期待を寄せる。

 受賞について、同大の西脇智哉准教授は「大人が楽しみ方を先回りして決めるばかりではなく、子どもたちが自分で遊びや発見を広げられること、建設現場と地域の人たちとの接点を日常の中につくったことが評価につながったのではないか」と話す。「建設現場は来るたびに少しずつ姿が変わる。会場で遊んだり、気になるものを眺めたり、自分の好きな過ごし方を見つけてもらい、『前に来たときと何が変わったかな』と、何度も足を運んでもらえるとうれしい」と呼びかける。保護者に向け、「子どもが何に目を留め、何を面白がるのか、一緒に楽しんでもらえたら」とも。

 対象は小学生以下の子どもと同伴する保護者。利用無料。

※掲載の記事は2026年11月05日時点の情報となり、掲載内容によっては終了している場合もございます。あらかじめご了承ください。