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みやぎの飲食店から学ぶ!
食品ロス削減のヒントとは?

宮城県では令和5年度、約7.5万トンもの食品ロスが発生しています。

家庭からは3.8万トン、事業系からは3.7万トンと、ほぼ半々の割合です。

こうした状況を受け、宮城県では事業系食品ロスのさらなる削減を図るため、

県内の飲食店や宿泊施設、食品小売店を対象にした

「みやぎ食品ロス削減協力店」登録事業を展開しています。

この事業は、ハーフサイズや小盛りメニューの設定、食べ残しの持ち帰り対応、

値引き販売の実施など、食品ロスの削減に積極的に取り組む事業者を

県が登録・紹介し、支援するものです。

各協力店の店頭に掲出中!

そんな食品ロス削減に取り組む『牛タンスタンド 閖上本店』『107kitchen紗乃音』に、具体的な取り組みや食品ロス削減への思いをインタビュー。

記事を読んで、あなたも食品ロスについて考えてみませんか?

[目次]

お客様の声が食品ロス削減のヒントに!
牛タン専門店『牛タンスタンド閖上本店』

生産者の想いを届け、食べる喜びを伝えたい
お惣菜カフェ『107kitchen 紗乃音』

お客様の声が食品ロス削減のヒントに!
『牛タンスタンド閖上本店』

ゆりあげ港朝市の向かいにある『牛タンスタンド 閖上本店』は、地元でおなじみの牛タン専門店『陣中』が手がける直売店。

本社工場に併設されており、2024年2月にオープンしたばかり。

店内ではレストラン営業やお弁当のテイクアウトをはじめ、隣接する「FACTORY GARDEN」では手ぶらでBBQも楽しめるなど、多彩な食のスタイルを提供しています。

― 今回、食品ロスの取り組みに協力しようと思ったきっかけは?

もともと食品ロス削減の取り組みを行っていたので、県から声をかけていただいた際にはぜひ協力したいと思いました。

― 以前からどのような取り組みをされていたのですか? 

お弁当を注文する際に「ごはんなし」を選べるようにしています。コロナ禍以降、テイクアウト需要が高まった時期から、食べきれる量を意識したメニュー構成を考えるようになりました。

●厚切り牛タン塩弁当(3枚6切れ)
(右)ごはんあり 1,800円(税込)/(左)ごはんなし 1,700円(税込)

― そのような取り組みを始めた背景を教えてください。

以前は「ボリュームがあってお得」という点を重視していたのですが、量が多すぎて残されてしまうことがありました。特に観光で訪れた方が車の中で食べて、食べきれなかったご飯を残すケースが見られ、「これではもったいない」と感じたのがきっかけです。また、「ご飯はいらないんだけど…」というお客様の声も多く、そうした意見を取り入れて「ごはんなし」を選べるようにしました。当店では、お客様の声を大切にし、そこからメニューや仕組みを柔軟に変えていくようにしています。

― 飲食店として、食品ロスについてどのように考えていますか?

最近は仕入れ価格も上がっており、「せっかく作ったものを捨てたくない」という気持ちはスタッフ全員が持っています。

できるだけおいしいものを、最後までおいしく食べていただける形で提供したい。それが調理場全体の思いです。

実際に、「ごはんなし」での注文は増えており、「家に帰ればご飯があるから」「少し安く食べたいから」といった理由で選ばれています。常連のお客様の中には、毎回ごはんなしを選ばれる方もいます。

― 今後、取り組んでいきたいことはありますか?

週末はファミリー層のお客様が多いので、今後はお子様向けのお弁当メニューにも挑戦していきたいと考えています。「牛タン」と「キッズメニュー」はあまり結びつかないイメージですが、家族みんなで楽しめる牛タンを目指して、工夫を重ねていきたいです。お客様の声を大切にしながら、これからも“おいしく食べきる”ための取り組みを続けていきたいと思います。

「ちょっと多いかも…」そんな時は
“ごはん抜き”で自分に合った量を!

「 “食べ残しを減らすための工夫”が、“お客様に寄り添うお店づくり”そのもの」と笑顔で語る阿部さん。

食べきりは「もったいない」だけでなく、「気持ちよく食べ終える」という小さな満足の積み重ねでもあります。

注文する前に、「食べられるかな?」と立ち止まって考えることが、食品ロス削減の第一歩になるはず!

『牛タンスタンド 閖上本店』では、「厚切り牛タン塩弁当」「合い盛り弁当」が人気!名取までドライブの際にはぜひ立ち寄ってみて!

牛タンスタンド 閖上本店
宮城県名取市閖上東3-9-1
[営業時間]10:3019:30(ラストオーダー 19:00
[定休日]なし
[TEL]022-302-5840※電話でお弁当の予約を承っております
公式HPはこちら

生産者の想いを届け、食べる喜びを伝えたい
お惣菜カフェ『107kitchen 紗乃音』

野蒜海岸のすぐそばに位置するお惣菜カフェ「107kitchen 紗乃音(すずのね)」(以下、紗乃音)と、 お弁当の製造を手がける「スマイルダイニング」。

「紗乃音」では、店内での飲食はもちろん、ショーケースに並ぶお惣菜から好きなものを選んでテイクアウトすることもできます。

地元はもちろん、市外からも多くのお客様が訪れる人気店で、週末にはファミリー層でにぎわいます。

目の前の公園で遊ぶ子どもたちを見守りながら、ゆったりとした時間を過ごせるのも魅力です。

ー取り組みに協力しようと思ったきっかけは何ですか?

もともとさまざまな食品ロス削減の活動を行っていました。店舗での販売だけでなく、地域のイベントにも出店しながら幅広く活動する中で、宮城県の取り組みをご紹介いただき、参加を決めました。

ー具体的には、どのような取り組みをされていますか?

食べ残しをお持ち帰りいただける「ドギーバッグ」の活用や、残ってしまった場合のテイクアウトのお声がけ、ごはんの量を少なめにする対応などを行っています。ご予約いただいた方には、お子様が食べきれる量のキッズプレートのご用意も可能です。

ーお客様ができる取り組み以外に、お店として余った食材はどうしていますか?

当店のショーケース販売では、唐揚げやお惣菜、ライスなどを1個単位で選べるスタイルで、食べられる分だけ購入できる仕組みです。しかし、売れ残ることもあるため、最初は食品ロス削減の方法を模索しました。現在は、夕方16時からの割引販売などを行い、残ったものも自分たちで消費できる範囲まで減らせるようにしています。

ー飲食店として、食品ロスについてどのように考えていますか?

子どもの頃から「残さず食べる」という思いがあり、世界には食べられない人がいる一方、私たちは食べられるものがある。だからこそ、残さないようにしたいと考えています。この仕事は生産者の方々と関わる機会が多く、その方々への感謝や、どのような思いで作られたのかを考えると、せっかく一緒に作っているものを無駄にはできません。今後も極力、食品ロスをゼロに近づけたいと考えています。

食べきる方法はいくつもある
感謝の気持ちで食と向き合おう

「食べきる方法は、いろいろな選択肢があります」と阿部さん。

ショーケースから好きなものを選んだり、量を調整したり、自分に合ったスタイルで楽しめます。

もし食べ残しそうになったときは、生産者のことを思い出してみるのも◎。

「この食材はたくさんの人が関わって手間をかけて作ったもの」と考えるだけで、ちょっと気持ちが変わるかもしれませんね。

「紗乃音」では、ボリュームたっぷりの「唐揚げ」&色とりどりの惣菜が並ぶ「9枡弁当」がおすすめ!

週末のお出かけの際には、ぜひ立ち寄ってみて!

107kitchen 紗乃音
[住所]宮城県東松島市野蒜ヶ丘3丁目20-2野蒜ヶ丘サスティナブルコモンズ
[営業時間]平日 11:0019:00、土日祝10:0019:00
[定休日]火曜日
[TEL]050-8884-9810
[Instagram]@107kitchen_ 

いかがでしたか?


食品ロスをなくすために、毎日のちょっとした意識が積み重なることで、ゴミとして処理される際のCO₂や廃棄物の量が減り、持続可能な社会に近づくはずです。

今日から、お買い物や食事のときに「もったいない」と思ったら、量を“ちょうどいい”にしてみませんか?

みやぎ食品ロス削減協力店についてはこちら

宮城県

環境生活部循環型社会推進課リサイクル推進班

所在地/
宮城県仙台市青葉区本町3-8-1
TEL/
022-211-2649

※掲載の記事は2025年11月19日時点の情報となり、掲載内容によっては終了している場合もございます。あらかじめご了承ください。