“おうち時間”を読書で有意義に！
「東北にちなんだ、家でじっくり味わいたい作品」5選

　

お出かけの自粛によって、今までよりも自宅で過ごす時間が長くなったという方も多いはず。時間に余裕があるこの機会に、お気に入りの本を読み返したり、新しい分野の本に触れてみてはいかが？
今回オーレ編集室は、『丸善 仙台アエル店』の店長さんにインタビュー！「東北にちなんだ、家でじっくり味わいたい作品」をテーマに、おすすめの本をピックアップしていただきました！
掲載している本はオンライン書店「honto」でも購入が可能！ぜひチェックしてみて。

　

　

井上文学ビギナーの方に！
手紙がつなぐ12人の物語

「十二人の手紙　改版」
井上ひさし著／705円（税込775円）

［あらすじ］
転落した修道女が記した身も心もボロボロの手紙や、家出少女の手紙など、手紙だけが物語る笑いと哀しみがいっぱいの迫真の人生ドラマ。

［店長のおすすめコメント］
今年は山形県出身の井上ひさしさん没後10年の節目。各出版社からも関連本が発売され、注目されています。井上文学ビギナーの方はまずはこの本から読み始めるのがおすすめです。

　

　

人気ラジオ番組を書籍化
復興をめざす東北人に贈るエール

「サンドウィッチマンの東北魂 あの日、そしてこれから」
サンドウィッチマン著／1,300円（税込1,430円）

［あらすじ］
“笑って東日本大震災の風化を防止する”同名のラジオ番組を書籍化。東北で起きたこと、いまできることを、西村由紀江、渡辺謙、林家たい平らさまざまな分野で活躍する番組ゲストとともに語り尽くす。

［店長のおすすめコメント］
震災を忘れない、という強い意思を感じます。日々変わっていく情勢の中で、自分たちにいま何ができるのかを考えさせてくれる1冊です。

　

　

青森出身の実力派作家が描く
傑作青春小説「日曜日の日々」

「日曜日の日々」
高橋弘希著／580円（税込638円）

［あらすじ］
自傷、不眠、拒食、盗癖などが日常に当たり前のようにある人々が集まり、告白しあうサークルの話。社会に対応できない若者の生きる苦しみ、死にたい欲望に真摯に向き合った小説。

［店長のおすすめコメント］
著者は青森県生まれ、この作品で野間文芸新人賞を受賞。さらに、「送り火」では芥川賞を受賞した実力派。最近は東北の方が次々と文学賞を受賞しており、今後も注目される作家の一人です。本書のテーマは重めですが、独特な文章に惹かれます。まるで見ているかのような圧倒的描写をぜひご堪能ください。

　

　

物語の新たな可能性を切り拓く
エンターテインメント小説の最高峰！

「AX」（アックス）
伊坂幸太郎著／680円（税込748円）

［あらすじ］
「兜」は超一流の殺し屋だが、一人息子の克巳も呆れるほど、家では妻に頭が上がらない。兜が“この仕事を辞めたい”と考え始めたのは、克巳が生まれた頃だった。引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。

［店長のおすすめコメント］
2018年本屋大賞ノミネート作品。数ある伊坂作品の中でもエンタメ度の高い1冊。構成もさることながら、ユーモアもあって読みやすいです。恐妻家の殺し屋が愛らしく思えてしまい、ほっこりします。一気に読めて「おこもり読書」におすすめです。

　

　

人間と動物の絆を描いた
涙なしでは読めない名作！

「爪王／北へ帰る 野性伝説」
戸川幸夫（原作）・矢口高雄（作画）／1,500円（税込1,650円）

［あらすじ］
老鷹匠と若い角鷹（くまたか）の友愛物語。動物文学の第一人者・戸川幸夫の代表作を矢口高雄が精緻かつ迫力ある手法で完全漫画化。

［店長のおすすめコメント］
雄大な自然に満ちた奥羽山脈の山村が舞台。古来の秘術を駆使して、どう猛なクマタカを手懐ける老鷹匠。ペットや観賞用としての動物との付き合い方とは違う、まさに命を懸けたやり取りに深い感銘を受けます。

　

　

いかがでしたか？東北にちなんだ作品にもさまざまなジャンルがあることに驚きました！中には「爪王」のように700ページを超える大作もあるので、まとめて時間が取りやすい今の時期の読書にぴったりですね。店頭はもちろん、オンライン書店「honto」でもラインアップを確認できるので、興味のある方はぜひ検索を！

　

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掲載している本は「honto」でも購入が可能！

ハイブリッド型総合書店「honto」
https://honto.jp

ほかにも、趣味を極めたい方にぴったりの書籍や
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