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−地元のメディアを深掘り!−
[仙台放送Live News イット!]

新たな取り組みにも積極的にチャレンジ!
視聴者が共感できるような番組をめざして

[オーレweb限定版]

「仙台放送Live News イット!」
プロデューサー/報道デスク
川村 尚徳さん

宮城県内のニュースは
5時台から放送

今年4月より宮城県内のニュースは5時12分からの放送に。約1時間早くなりました。その分、“宮城県でいま起きていること”をより早く、より丁寧に視聴者の皆さんに伝えられるチャンスが増えたと感じています。5時台はいち早く情報を伝えることに重きを置いており、6時台はそれらのニュースをさらに深掘りするような番組作りを心がけています。放送時間が長くなったことで、大きな事故や火事等があった場合に中継を入れる時間も増えました。そのため、生放送中も常にあらゆる出来事にアンテナを張るようにしています。

番組プロデューサー・
報道デスクの仕事とは?

その日、放送するニュースの項目を決定する責任者です。「どうしたら視聴者の理解が深まるのか」「そのためにはどんな取材が必要なのか」を常に考えながら決定しています。
他局でどんな内容が放送されているかをチェックしたり、当日の放送が終わった後、記者に翌日の取材内容の方針について指示を出したりするのも重要な業務の一つ。その日の中心になるニュースは多角的に追加取材を行い、できるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。

当番組では記者のほかにアナウンサーも取材に行ってリポートしますし、時にはカメラマンのみで取材に行くこともあります。ただし、VTRを用意していても、速報が入るなどして放送されないことも多々あります。むしろ予定通りに放送が終了することはほぼなく、何も起きない時の方が珍しいかもしれません。臨機応変な対応が常に求められる仕事ですね。

時間帯によって
伝え方も工夫しています

当番組では報道・スポーツ・制作それぞれのスタッフによって5時台のチームを構成しています。コーナーを決めた際はそれぞれがどのような内容にしたいか意見を出し合ったのですが、“多くの視聴者に親しまれるものにしたい”という思いは皆共通しています。
5時台のコーナー「アクセント」では生活に役立つような明るい話題をお伝えしたり、スポーツ部が手掛ける「マンデースポーツ+」ではプロスポーツのスーパープレー集をお伝えするなど、独自のコーナーも多数あります。

当番組の特徴は、新たな取り組みや親しみやすいコーナー作り。例えば、天気コーナーについても違いを出せるよう工夫。5時台は「いってきます天気」と題して、通勤・通学時間帯である翌日の朝の天気について解説し、生活に役立つような内容を意識しています。また、在仙他局ではやっていない取り組みとしてコメンテーターの方をスタジオにお呼びしています。特に6時台では多くコメントをしてもらい、多角的にニュースを分析しています。スタジオ内で自然に会話も生まれるので、視聴者の方も共感しやすい番組になっているのではと思います。


番組全体としては、比較的年齢の若いスタッフが中心になっており、色々と新しいことにチャレンジしようというやる気に溢れているチームだと感じます。今までは社歴的にまだ早いと感じていたようなことでも、積極的に若手社員に挑戦してもらっています。時には私にも思いつかないような斬新な視点のアイデアが上がってくることもあるので、面白いなと感じます。

放送の翌日には、視聴率という数字が結果として示されます。様々な要因もありますので、1日1日の視聴率に一喜一憂することはないのですが、少しでも数字があがる(=視聴者に支持される)ような番組を目指して日々頑張っています。

キーワードは“共感”
夕方のお供は「イット!」で!

視聴者からはメールやSNSで感想をいただくことも多いので、番組作りの参考にしています。スタジオセットやキャスターの雰囲気もあるのか、「番組が明るい」という声が多いように感じます。
これからも、宮城にお住まいの方の「気になる!」「なんで?」に少しでも応えられるような、そして皆さんが「共感」できるようなニュース番組を目指していきます。ぜひ夕方5時12分からは仙台放送をご覧ください!

【川村さんプロフィール】
宮城県出身。2011年に仙台放送に入社以降、現在まで報道に携わる。

【今までのお仕事について…川村さんより】
2019年から3年間、FNNソウル支局に特派員として派遣されました。国際情勢の取材がメインでしたが、その中でも宮城の地酒を韓国でPRする県の取り組みや、宮城でも導入された韓国発祥のトレッキング「オルレ」など、宮城に関する取材を行い、県内ニュースで放送してきました。異国にいたからこそ、宮城・仙台の可能性、魅力を感じることができた、特に心に残っている仕事ですね。

\「イット!」ができるまで/

▼放送日前日
当日の放送終了後、川村さんをはじめとした報道デスクが各部門のスタッフに翌日のニュースの方針について伝達。取材・VTR準備にかかる時間はニュース一本あたり半日〜一日、特集ものは二〜三日程度かかるそう。

▼放送直前
5時12分の開始直前まで準備に奔走!ちなみに番組スタッフは総勢50人以上!非常に多くのスタッフの力が集結して一つの番組ができているんです。

▼生放送スタート!
生放送中に大きな事件・事故が発生した場合は、一秒でも早く情報を届けられるよう臨機応変な対応を心がけているそう。



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※掲載の記事は2022年09月14日時点の情報となり、掲載内容によっては終了している場合もございます。あらかじめご了承ください。