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大スクリーンで観たい!夏の終わりの冒険ファンタジー

スタジオコロリドが贈る長編アニメーション映画第3弾
『雨を告げる漂流団地』監督インタビュー

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9/16(金)に全国ロードショー&Netflixで配信となる、長編アニメーション映画『雨を告げる漂流団地』。本作品の監督を務めたスタジオコロリド 石田祐康監督に、作品の見どころなどをインタビューしてきました!公式サイトにある内容以上のネタバレはありませんのでご安心ください〜

まずこの作品のあらすじはこんな感じです。

まるで姉弟のように育った幼なじみの航祐と夏芽。
小学6年生になった二人は、航祐の祖父・安次の他界をきっかけにギクシャクしはじめた。
夏休みのある日、航祐はクラスメイトとともに
取り壊しの進む「おばけ団地」に忍び込む。
その団地は、航祐と夏芽が育った思い出の家。
航祐はそこで思いがけず夏芽と遭遇し、謎の少年・のっぽの存在について聞かされる。
すると、突然不思議な現象に巻き込まれ――
気づくとそこは、あたり一面の大海原。
航祐たちを乗せ、団地は謎の海を漂流する。
はじめてのサバイバル生活。力を合わせる子どもたち。

泣いたりケンカしたり、仲直りしたり?
果たして元の世界へ戻れるのか?
ひと夏の別れの旅がはじまる―

映画「雨を告げる漂流団地」 公式サイトより

現実からファンタジーに引き込んでいく、スタジオコロリドさんらしさがにじみ出てます・・・

あらすじをおさらいした上で早速インタビューにいきましょう!

監督インタビュー

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石田祐康監督!一つひとつの質問にとっても丁寧にお答えいただきありがとうございます!

—この作品を構想・発案された経緯を教えてください。

石田監督:変ですよね、この作品。団地が漂流しているっていう(笑)。でもそのトリッキーな設定が今までのどんな映画にも無いだろうなと。また、個人的には団地に思い入れや興味があったりするところもあって、実は映画を作ると決めた後、実際に団地に住んでみたりもしたんです。

映像で大海原にぽつんと浮かぶ団地を初めて見たとき「本当に漂流している・・・!」と衝撃を受けましたし、それと同時にストーリーにぐっと引き込まれました!

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—この作品に込めた想いをお聞かせください。

石田監督:主人公の航祐と夏芽、特に夏芽の想いにまつわることは、伝えたいことであり、この作品の主題に大きく関わっています。
夏芽が感じているものは、多かれ少なかれ誰しもが持っていると思います。自分が育った・育ててもらったという気持ちや、ここで自分というものがつくられた感覚。そういう思い出の場所が、段々と失われていくことってあるんですよね。自分は自分だけでこれからもやっていかなければならないのに、場所は時の流れに逆らえず、あっという間になくなっていく。大人でも寂しく辛く思うのに、そこしか拠り所が無かった子どもは、どう受け止めるのか。折り合いをつけられずにいる子たちに、どういう風に寄り添ってあげられるのか。それをもう一人の主人公、航祐の目線・力を借りて背中を押したい。そこに想いを込めて一生懸命描いていました。

航祐が夏芽のことが心配で、背中を押したいけれど素直になれなくて思うようにいかない様子が、観ていてもどかしくてたまりません!

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—石田監督が主人公達と同じ小学6年生の頃、どんな子でした?

石田監督:小学6年生は半分小学生で半分中学生のような感じでした。小学校5年生のときにあるカードゲームにハマっていて、自分が持っていたカードをとある子に何の理屈も無しに取られてしまったことがあって。その時になぜか「このゲームから卒業しよう」という気持ちになり、自分で集めていたカードを全部その子にあげたんですよ。翌日“このカードゲームからは卒業します”という証明書まで書いて渡しました(笑)。その頃にはもう気持ちの面では小学校を卒業していたのかもしれません。独自の好きなことをしていこうという気持ちでした。中学生から本格的に絵を描いていたので、そういった意味でも小6あたりが大人に変わっていく瞬間だったかもしれないですね。
本作品の主人公達も、半分小学生で半分中学生のような描き方になっているかも。太志はちょっと違うんですけど(笑)。

主人公達の自分の思いを素直に言えない思春期にあるようなもどかしさや、でも楽しい時はそんなこと忘れたかのようにみんなでめいいっぱい楽しむ様子・彼らの表情から、半分小学生で半分中学生というのが伝わってきます!

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—また、本作品の登場人物の中の誰に似ていましたか?

石田監督:太志と譲を足して2で割った感じですかね。純粋に楽しいと思ったことをしていたのは太志っぽかったなと思いつつ。片や、周りにキャラの濃い子達がいっぱいいたのでその子達についていったり、見守ったり、一歩引いたところにいることが多かったと思います。その点では譲っぽいですね。

「あ〜こんな子いたなぁ」とか、「自分はこの子っぽいところあったかも」など、自分の子どもの頃を思い出しながら観るのも楽しそうですね!

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一番左が太志、その隣が譲

—作品のどんなところに注目して観てほしいですか?

石田監督:見た目から興味本位で観ていただいても良いと思います。それに応えられるような風景、体験できる内容になっています。
また、変化していかざるを得ない・何かを捨てていかなくちゃいけない状況、そこに対する感覚・気持ちが、観る方にも思い当たる部分が少しでもあって、そのことについて考えたり、実際にそれにまつわる場所を思い出してもらえたら嬉しいですね。

航祐と夏芽の気持ちと、私達も感じたことのある気持ちが重なって至る所でウルッときてしまいました・・・
まだ小学校6年生の子が辛いながらも受け入れようとしている、と思うともう涙が止まりません・・・

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—最後に読者の方々にメッセージをお願いいたします。

石田監督:オリジナル長編アニメーション映画は初めてなので、どれだけ皆さんの期待に応えられるか不安はあります。でも、きっと誰しもが感じたことのある感情を思い出せる映画だと思います。コロナ禍の中頑張って作りましたので、できれば映画館の大画面でぜひ観ていただきたいです!


以上、インタビューでした!石田監督、ありがとうございました!!

今回、大のアニメ好きの私としては直接お話を聞くことができ大変光栄でした!皆さんにはぜひ映画館の大きなスクリーンで観てもらいたいです!一つひとつの風景・描写が、本当に、本当に素敵なんです・・・!

長編アニメーション映画『雨を告げる漂流団地』は9/16(金)より
日本全国ロードショー&Netflixで全世界独占配信です!

公式サイトはこちら!

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○キャスト
田村睦心/瀬戸麻沙美/村瀬歩/山下大輝/小林由美子/水瀬いのり/花澤香菜

○スタッフ
監督:石田祐康
脚本:森ハヤシ/石田祐康
キャラクターデザイン:永江彰浩
キャラクターデザイン補佐:加藤ふみ
演出:渡辺葉/間﨑渓/竹内雅人/木村拓/増田惇人
作画監督:近岡直/西村幸恵/黄捷/加藤万由子/荻野美希/三浦菜奈/薮本和彦/水野良亮/坂口歌菜子/渡辺暁子/平井琴乃/櫻井哲也/宇佐美皓一/篠田貴臣/斎藤暖
美術監督:稲葉邦彦
色彩設計:広瀬いづみ
CGディレクター:竹鼻まゆ
撮影監督:町田啓
編集:木南涼太
音楽:阿部海太郎
音響監督:木村絵理子
企画プロデュース:山本幸治
主題歌・挿入歌:ずっと真夜中でいいのに。
企画:ツインエンジン
制作:スタジオコロリド
配給:ツインエンジン/ギグリーボックス 

©コロリド・ツインエンジンパートナーズ