仙台で「新東北みやげコンテスト」
最優秀賞は南三陸町産カキのソース
仙台市産業振興事業団が主催する「新東北みやげコンテスト」の展示会が11月21日、仙台市内で行われ、受賞商品が発表された。
東北の企業が開発した新しい土産物を発掘、表彰し、バイヤーや消費者に向けた商品PRを行うとともに販路開拓を支援する目的で、2014(平成26)年から行っている同コンテスト。今回は2022年7月1日以降発売の商品が対象で、東北6県から267商品の応募が寄せられた。
同事業団成長促進部のコンテスト担当者は「年々応募数が減っていくコンテストもある中、昨年より多くの応募があった。皆さんいろいろと工夫を凝らし、新しい切り口で消費者にアプローチしている。各県の名産品や特産品などとのコラボ商品も多く、地域力を結集した商品も増えてきている」と説明する。
展示会には書面による1次審査を通過した食品や飲料、雑貨や工芸品など52商品が出品。仙台市内外の百貨店や土産物店などのバイヤー9人が審査員として商品を確かめ試食を行い、商品開発のストーリー、コンセプトや見た目、味わいなどを総合的に評価し、受賞者を決定した。
最優秀賞は、養殖漁業を行う「FISHERMAN’S KITCHEN」(南三陸町)の「まるごと牡蠣(かき)ソースセット」。南三陸産のカキ「戸倉っこかき」を長時間煮込み37%まで濃縮させたソースで、カキのうまみとタマネギの甘みによる深みのある味わいに仕上げた。
そのほか、宮城からは「fluir」(七ケ浜町)の「浜ののりバジル」、「なるみ」(大崎市)の「こけしタオル 朱色」が優秀賞に選ばれた。
※掲載の記事は2024年11月28日時点の情報となり、掲載内容によっては終了している場合もございます。あらかじめご了承ください。