仙台市とフジパンが連携協定
東北の農産物・特産品使った商品を毎月展開
フジパン(名古屋市)が地域経済発展に寄与することを目的にした連携協定を仙台市と締結した。10月1日から、東北の農産物や特産品を使ったパンを毎月発売する。
2011(平成23)年3月、東北エリアの拠点として岩沼市に東北フジパン仙台工場を設立した同社。翌月からの稼働を予定していたが、直後に発生した東日本大震災による津波被害を受けた。同年10月に稼働にこぎ着け、現在では東北エリアでの製造・物流拠点となっている。
第1弾として販売を始めたのは4商品。国産小麦粉「けっぱれ!東北」を使った黒糖風味のコッペパンでミルク風味のクリームをサンドした「黒コッペ 東北産小麦」(152円)、蔵王の牛乳を使ったミルクホイップをサンドした「クロワッサンサンド 蔵王ミルクホイップ」(118円)、宮城県産大豆のきな粉を使ったあんと黒蜜ソースを包んで揚げたドーナツ「もっちーり 黒蜜&きなこ」(122円)、県産イチゴを使ったジャムとマーガリンを高加水生地のパンでサンドした「ちぎれるサンド 宮城いちご&マーガリン」(129円)。
仙台市が東北の広域観光推進と経済活性化を目的として昨年度から展開している「more TOHOKUプロジェクト」と連携。商品パッケージにロゴや2次元コードを印刷し、more TOHOKUのウェブサイトでは商品に使われた農産品の産地周辺の観光モデルコースを紹介する。
東日本エリア(北海道を除く)のスーパーやコンビニエンスストアなどの量販店で販売する。11月は東北産の果物を使ったパンの販売を予定する。
※掲載の記事は2024年10月03日時点の情報となり、掲載内容によっては終了している場合もございます。あらかじめご了承ください。