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JR仙台駅1階「tekute仙台」、増床部分の営業開始 さらなる増床計画も

 JR仙台駅1階の商業施設「tekute(てくて)せんだい」が3月28日、増床オープンした。

 駅舎内を通り抜ける通路を整備して駅の利便性・回遊性の向上を図ることを目的に、これまで駅のバックヤードとして使っていた施設北側部分の500平方メートルを商業エリアとして開発。増床後の施設面積は2300平方メートル。

 増床エリアに出店したのは6店。「ホノカコーヒー」仙台駅店(TEL 022-398-8211)は、ほの香(太白区富沢南1)が市内で展開するコーヒー専門店で、商業施設内への常設出店は初めて。自社焙煎(ばいせん)のスペシャリティコーヒーやカフェラテなどのドリンク、ケーキや県産小麦を使ったスコーンなどのスイーツ、パスタやカレーを提供する。営業時間は7時30分~20時。

 店主の高橋周平さんは「今までは仙台のお客さまが中心だったが、今回は駅ということで、県内外の方や海外の方に向けて、ほの香のコンセプトであるおいしいコーヒーを通じて『旅するように暮らす』という人生の楽しみ方を発信していきたい」と意気込む。

 そのほか、創業65年の青果仲卸直営店が運営するカフェ「3007cafe(サンゼンナナカフェ)」、宮城県産ひとめぼれを使った米粉パン専門店「モナモナ」、ハンバーガーチェーン「フレッシュネスバーガー」、注文を受けてから握るおにぎり専門店「おにぎりのありんこ」、1920(大正9)年創業の老舗茶葉店「お茶の井ヶ田」がプロデュースするずんだ専門店「喜久水庵 ずんだスタンド」が出店した。

 JR東日本では2023年度内に、さらに北側に1000平方メートルの増床を計画している。

※掲載の記事は2023年03月30日時点の情報となり、掲載内容によっては終了している場合もございます。あらかじめご了承ください。