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仙台で観測史上最速の桜開花 市内の名所に花見客、4年ぶりの催しも

 仙台管区気象台が3月26日、仙台の桜(ソメイヨシノ)の開花を発表した。市内の桜の名所には花見客が訪れている。

 1953(昭和28)年からソメイヨシノの開花観測を行っている仙台管区気象台。構内の標本木を目視で確認し、5、6輪以上の花が咲いた状態を開花とする。今年は平年並みだった昨年より13日早く、観測史上最も早い桜の開花宣言となった。

 ソメイヨシノ、シダレザクラ、エドヒガン、ヤエベニシダレなど14種類、約350本の桜が植わる宮城野区の榴岡公園では、4年ぶりとなる「桜まつり」を開催。30日にライトアップの点灯式を行った。屋台の営業時間は10時~21時。大道芸や飲み比べ、仙台すずめ踊り、ライブなどの催しも展開する。開催期間は、お花見自由広場=4月29日まで、南エントランス=5月7日まで。

 南エントランスで屋台を運営する榴岡公園お花見協賛会の男性は「見頃のピークは来週ぐらいになるのでは。遅咲きのシダレザクラもあるので長く楽しめると思う。4年ぶりの桜まつりなので、大いににぎわってもらえれば」と期待を寄せる。

 約200本の桜がある青葉区の西公園では、4月1日から「西公園 櫻岡(さくらがおか)花見」を開催。屋台ブースやテーブルや椅子を用意し、ライトアップを行う。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から桟敷席は設けない。開催期間は桜の開花状況による。

 早咲きの桜から遅咲きの桜まで48種類約750本が約1カ月間にわたって順に開花する太白区の三神峯公園では、4月7日から「さくら祭り」を開催。飲食販売ブース(10時~17時)を開設する。4月22日まで。

※掲載の記事は2023年03月30日時点の情報となり、掲載内容によっては終了している場合もございます。あらかじめご了承ください。