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スープストックトーキョーで女川産サンマのつみれのスープ 不漁の中、今年も

 女川町産サンマを使った「女川産さんまのつみれのスープ」の提供が11月16日、全国の「Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)」各店で始まった。

 スープストックトーキョー(東京都目黒区)は2011(平成23)年から毎年、「東日本大震災からの復興に向けて取り組んでいる方の商品を買い支えたい」と、「女川産さんまのつみれのスープ」を季節限定で提供している。

 近年水揚げ量の減少が著しいサンマは今年も記録的な不漁で、女川漁港での水揚げは過去最も遅い10月10日だった。早ければ10月下旬に提供している同商品も、今年は時期を遅らせての提供となった。広報担当者は「冷凍サンマを使っていつもと同じ時期に提供することも考えたが、お客さまに旬の味をお届けしたいという思いから、今年取れた生サンマでのつみれの製造にこだわり、水揚げを辛抱強く待ち続けた」と話す。

 スープはあごだしとサンマの魚醤(ぎょしょう)を使い和風に仕上げた。具はつみれのほかナメコ、焼きネギ、豆腐を入れ、ユズでアクセントを加えた長芋とろろをトッピングする。

 今年は初めて「女川産さんまのつみれスープ」の特設サイトを用意。商品注文者に特設サイトのQRコードが記載されたカードを配布し、女川の人たちに応援や感謝のメッセージを送ることができるようにした。

 価格はレギュラーカップ単品610円(税別)。1注文につき10円が女川町に寄付される。販売期間は11月27日まで(準備数がなくなり次第終了)。

※掲載の記事は2020年11月19日時点の情報となり、掲載内容によっては終了している場合もございます。あらかじめご了承ください。