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宮城のブランド米で造るクラフトビール「だて正夢 IPA」 仙南シンケンが醸造

 宮城県産ブランド米「だて正夢」を使ったクラフトビール「だて正夢IPA」が現在、県内のスーパーや酒販店などで販売されている。

 県と包括連携協定を締結しているカメイ(仙台市青葉区国分町3)と、「仙南クラフトビール」を製造する仙南シンケンファクトリー(角田市)が連携し商品化した。「『だて正夢』を広く周知すること」「地場原料を使用し、さらには地場企業で製造することにより宮城県を活性化すること」「コロナ禍による生だる販売(業務用)の落ち込みを踏まえた仙南シンケンファクトリーとの協業」を目的に、カメイが企画した。

 原材料に麦芽とホップ、副原料に「だて正夢」を使い、スタイルはIPA。アルコール度数は6%。仙南シンケンファクトリーのビール工房で醸造し、約3000本の生産を予定する。

 「米のほんのりとした甘味とIPAの特徴であるホップのしっかりとした苦味。シトラス、果実味を思わせる華やかな香りが特徴。米の甘味を引き出すため、麦芽の糖化工程にこだわった」と仙南シンケンファクトリー醸造長の岡恭平さん。揚げ物から刺し身まで幅広く合うという。

 宮城県農政部みやぎ米推進課担当者は「クラフトビールを通じて『だて正夢』を広く知っていただき、ご飯以外でも『だて正夢』を楽しんでいただければ」と話す。

 330ミリリットル瓶入り、価格は682円。

※掲載の記事は2021年04月08日時点の情報となり、掲載内容によっては終了している場合もございます。あらかじめご了承ください。