Sendai News

仙台うみの杜水族館で今年も「恵方巻き水槽」 サイズ改良でアナゴがすし詰め

 節分にちなんだ「アナゴの恵方巻き水槽」の展示が現在、仙台うみの杜(もり)水族館(仙台市宮城野区中野4、TEL 022-355-2222)1階・日本のうみ「内湾 恵みのうみ」で行われている。

 節分にその年の恵方を向いて無言で食べると縁起が良いとされる恵方巻き。アナゴやウナギは代表的な具材の一つとなっていることから、節分の時季に合わせた展示として昨年初めて企画した。「昨年は公式ツイッターでの投稿が1.5万リツイート、2.8万いいねと大きな反響があった。ツイッターを見てわざわざ遠方から来た方もいらっしゃったり、水槽を見るための列ができたりするほどの人気で、かなり好評を頂いた」と広報担当の板橋瑠花さん。

 恵方巻きを模したオブジェを水槽内につるし、狭い場所を好み穴などにもぐり込むアナゴの習性を生かした「アナゴの恵方巻き水槽」。オブジェは直径14センチ・長さ55センチの塩化ビニール管にのりをイメージした黒のネットを巻き、片側に発泡スチロールで作ったご飯と具材を張り付けてあり、アナゴが入り込むと具の部分の穴から顔や尾びれをのぞかせる仕組み。素材は全て生き物に影響のないものを用い、今年は恵方巻きのサイズを去年より一回り大きくし、1本につき5匹ほどのアナゴが入れるようにした。

 板橋さんは「この企画を通してアナゴの習性を学んでいただいたり、食文化を感じたりしていただければ」と呼び掛ける。

 開館時間は10時~17時(最終入館は30分前)。入館料は大人=2,200円ほか。展示は2月3日まで。

※掲載の記事は2021年01月21日時点の情報となり、掲載内容によっては終了している場合もございます。あらかじめご了承ください。